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My daily life in Germany, Trends, Fashion and more in Yukiho Style - every day is a new day

 

ドイツの車社会の裏側

 ※画像はイメージです。今回のブログの内容とは関係ありません。

※画像はイメージです。今回のブログの内容とは関係ありません。

Hallo zusammen!

 

車大国のドイツ。

 

世界で問題になっている「排気ガス」。もちろん、環境問題にうるさいドイツでも、「排気ガスをもっと減らしたい!」という声を多く聞きます。

 

しかし…。表向きはそう言っているわりに、車以外の交通手段はまったく良くありません。

 

「みんなもっと公共の交通手段を使おう!」

 

「グリーンでクリーンな街にしよう!」

 

そんなスローガンもたくさん見かけるのですが、全然使う気にならないほど、車以外の交通手段は、ヒドイ現状なのです。

 

Yukihoのドイツ暮らしも4年目に突入しようとしています。ドイツでの日々の生活には、ちょっとだけ意見できる立場になりました。

 

車の運転は旦那さんに任せっきりのYukihoですが、一人の時はもちろん公共の交通手段を使います。

 

その経験から、特に良くないと思うのが、電車です。

 

まず、後にも先にも…。乗車賃が高い!

 

Yukihoがよく乗っているU-Bahn(路面電車・地下鉄)で、1番安く買えるチケットが“Kurzstrecke“ と呼ばれる1,90€(約230円)。このチケットの中身はと言うと、「乗車駅から4駅分まで乗れる」という、片道チケット。

 

そんな中、Yukihoが移動によく買うのが、1bと呼ばれる区間内で2,90€のチケット。約360円です。初乗り時から90分の間であれば、地下鉄・路面電車・バスに、その1枚で乗り降りできます。

あっ、ちなみにこれはケルン市内の話です。

 

参考までに、以下ケルン市内のU-Bahnチケット事情です。

・Kurz ticket: 1,90€(約230円)4駅分乗車できる

・1b ticket:2,90€(約360円)1b区間で90分乗車できる

・1b 4回券:11,30€(約1,360円)1回1回買うより少し安くなる

・1b 1週間券:25,40€(約3,050円)月曜日-日曜日

・1b 1ヶ月券:95,30€(約11,440円)1日から最終日まで

・1b 1ヶ月(9-15時間):67,70€(約8,130円)

 

その他、1日券など、様々なチケットがあります。

 

…みなさん、この値段を見てどう思いますか?

 

Yukihoはこのチケット代、超高いと思うんです!!

 

一番安い”Kurzstrecke”のチケット、たった4駅しか移動できないのに、230円ですよ!?

 

都内の日比谷線を例に見ても、例えば北千住から銀座まで乗っても、195円です。しかも、その移動距離は13駅と、そもそも比較にすらなりません。

 

毎回買うのは、もちろんそのさらに上をいく、360円のチケットです。

 

街中へ出て買い物して帰るだけで、往復で720円もします…!!しかも、頑張れば自転車で移動できる距離なのです…。

 

本気で自転車を考えます。

 

それにしても、Kurzstreckeのチケットをせめて10駅分くらいにしてほしい。

 

公共の交通手段は、本当に高価すぎます。

 

 

 

 

2つ目の問題点。チケットが買いづらい。

 

駅に販売機がない所も多いです。

 

もう日本とはまったくサービス・インフラ環境が違うのです。

 

ドイツを知らない外国人がケルンに来たら、相当面食らうと思います。

 

ちなみに、駅に券売機が無い場合は、電車に乗ってから、車内に設置されている券売機で買います。

 

そこで買えればいいですけど…。壊れていて買えない時もしばしば…笑

 

おつりが無いように、ぴったりの金額でしか買えない時もあります。

 

もちろん、小銭でしか買う事ができません!カードでも買えますが、ICチップを読み込まない券売機もあるらしいです。

 

それなのに、ヒドイ時には、硬貨を受け付けない、カード決済のみ可能な券売機にブチ当たる可能性もあります。

 

ここまで読んでお気づきの方もいるかもしれませんが…。こんな事情なので、日本のように改札機がありません。

 

 

そのため、チケットを買ったら、車内に設置させれているアナログの機械にチケットを挿入して、「ピコーン」と、乗った日時を記載させなければなりません。

 

(しかも、その過程の説明すらどこにも無い)

 

改札がないので、キセル乗車をする人が多いです。

 

その対策として、定期的に巡回の人による見回りがあります。チケットを持っていなかった場合は、罰金として一律60€の支払い。だいたい7,500円ですね。

 

IDも見せなければいけないので、記録と記憶に残ります。

 

しかし、慣れた人もいたもので…。

 

罰金をいつか取られたとしても、「○○回無賃乗車できれば元が取れる」と計算しながら、常にチケットを買わない…というツワモノもいるのだとか。

 

ちょっと話がそれましたが…。

 

ドイツに来てから切実に思うのが、「日本のようにパスモを導入してほしい!」ということ。

 

それほど、チケットを買うのが、本当に大変で面倒くさい。

 

 

 

 

そして3つ目の問題点。「電車がしょっちゅう遅れる」

 

これは本当に死活問題で、笑えないほど電車が頻繁に遅れます。

 

よく使うU-Bahnはそうでもないのですが、S-Bahnという、いわゆる長距離列車は、しょっちゅう遅延のニュースを耳にします。

 

「S-Bahnが遅れて飛行機に間に合わなかった」なーんて話は、まったく珍しくない。この電車こそ、遅れてほしくありませんね。

 

最近、出張の為S-Bahnを使用した旦那さんの体験談…。

 

普段は車移動からの飛行機なのですが、この日は何年ぶりかの電車出張。

 

それなのに、悲劇に見舞われました。

 

ドイツからベルギーの首都、ブリュッセルへ出張した時のお話です。

 

まず、乗ろうとしていた電車が、当然のように遅れました。

まぁ、いつも通りと言えば、いつも通り。

 

乗ろうとしていたのは、日本でいうところの新幹線。 ICE と呼ばれる電車です。

 

乗車して、予約していた席に着きます。すると間もなく…「電気系統の故障の為、この電車は当駅が終点です。皆降りる様に」との車内アナウンスが…。

 

ここで、乗車した人全員が、ゾロゾロと降ろされます。

 

ここまでは序の口。それからが、ありえない展開に!

 

なんと、故障した電車の「代わりの電車」が用意されなかったのです!!

 

駅の関係者に無下に突きつけられた返答は、「つぎの電車に乗る以外の選択肢はない」という事だったのです。

 

ありえない…。ブリュッセル行きの次の電車は、2時間後の出発です。

 

しかも、ちゃんと座席を予約していたのに、それもなかったことに。(返金はされた)

 

…ということは…。

 

次の電車には、「もともと席を予約していた人」たちに加えて、「キャンセルになった電車で目的地へ行こうとしていた全員」が乗ってくるという、本当にウソのような展開になったのです。

 

ひとつの列車に、単純計算で通常の倍のお客さんが詰め込まれることになった。

 

しかも、「その電車の座席の予約は不可」という、訳のわからない返事も。

 

「じゃあ何? ブリュッセルまでの2時間、その電車で席が確保できるかどうかは、運次第って事か!?」と詰め寄った旦那さん。それに対して帰ってきた答えは、「うん。そう。」(笑)

 

いやいやいや…。そもそも、かわりの電車を出してよ!って感じですが…。

 

そして最後のオマケ。2時間後に来る予定だった次の電車も、大幅に遅れてやってきたそうです。

 

合計で、3時間の遅延です。

 

そして、それに対して何の対処もない。ニュースにもならない。誰も気にしない。明日はまた来る。

 

日本だったら、ありえませんよね??

 

夏の時期なので、旅行に行く人もいたはず。飛行機にのる人とか間に合わなかった人もいたのではないでしょうか…。

 

 

 

車大国のドイツ。

 

なんとなく聞こえはいいですが、その背景には、引くくらいヤバい公共の交通手段のダメさがあるのです。

 

その中でも、改善必須な問題点を、電車の例から3つご紹介しました。

 

これが改善されない事には、排気ガスの削減も何も起きない。そもそも車を使い続ける以外に選択肢がない、別の意味での「車大国」が続きます。

 

これから、少しでも良くなればいいな。

 

ちなみに旦那さんは、見事に顧客打ち合わせに遅刻。

 

ちゃんちゃん。

 

 

では次回の投稿まで♪

Tschüs und bis zum nächsten mal!

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by Yukiho Kodama