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ドイツで引っ越してみた

※画像はイメージです。今回のブログ内容とは関係ありません。

※画像はイメージです。今回のブログ内容とは関係ありません。

Hallo zusammen!

 

3ヶ月遅れのご報告ですが……。

 

昨年の12月に引っ越しました!

 

ケルン市内の南からケルン市内の北東へ。

ケルン市の地図を上から見たら、ライン川を挟んでちょうど左から右へ移動したかたち。

 

今日は、そんなドイツでの引っ越しにまつわるお話です。

 

物件を探し始めたのは、9月頃から。実は…この時点では、ドイツから日本に帰国予定だったのです。理由は、旦那さんの仕事の関係。

そのため、もともと8月までは、日本へ帰国してから住む予定だった「日本の物件探し」をしていたのです。

 

それが、なんやかんやで「ドイツ滞在延長」となりました。

 

個人的に、まだまだドイツ語も身についていないし、緑の多いケルンが気に入っているので、和食は恋しいですが娘にとっての環境も今はドイツのほうが良さそうなのでよかったのかなと思います。

 

…という結果で、ドイツでの部屋探しが始まりました。

 

これまで住んでいた所は、2015年に日本から移住してからずーっと居住していた、住み慣れた町の住みなれた家。周りの雰囲気がとってもステキで、スーパーが近く、交通も便利で、とても気に入っていました。

 

ですが、今回の滞在延長で、この住み慣れた家を離れることに…。

 

理由は、旦那さんの勤務先変更。これまでケルン郊外だった勤務地が、ちょっと東へ離れたところへと変わったため、新しく住む所を探すことになりました。

 

「ケルン市内を出て勤務先に近い町に住む」という選択肢も考えてみました。しかしその町、雰囲気をつかむために見に行ったのですが、なにせ何もない町で…。大都市に慣れてしまっていたYukihoたちはなかなか住んでいられそうになかったため、候補先はやっぱりケルン市内にしぼって探すことに。

 

しかし、これが難関だった。

 

ケルン市内は引越しが難しい……!!

 

具体的には、引越しと言うか物件探し。コレは、ドイツ人の間でも最近問題になっているくらい。昨今の移民対策なども関係があるのですが、とりあえず物件を探し当てることが非常に大変。もう「運次第」といっても過言でないくらい……。

 

大都市なのに物件が少ない。良さそうな物件を見つけても、シャワーのみでお風呂付ではなかったり。

 

そして……。

 

一番理解に苦しむ「台所事情」。なんと、台所付きの物件も少ないのです。

 

なぜか、ドイツ人は引っ越すときは「台所も一緒に引っ越す」のです。

 

日本にはない習慣に衝撃。事実、物件を探している中で、その内じつに50%以上が台所ナシ。想像つきませんよね?

 

そう。そういう物件は、自分で台所を買って、業者に頼むなりなんなりで台所を設置するのです。冷蔵庫などの家電から棚、水道、流しやオーブンなどにいたるまで。

 

Yukihoたちはもちろんそんな経験がないので、「台所付き」の物件をせっせと探します。インターネットで、日本でいうところのSumoとかHomesみたいなサイト見たりしながら。

 

条件を満たした物件がやっと見つかったら、即内見の申し込み。

 

しかし…ここでも一苦労。

 

内見申し込みの連絡をしても「もう決まっているから」と断られたりすることも多いのです。まだサイトに載っているのに!!

 

電話とかメールをしても、何の音沙汰もないこともザラです。

 

さすがドイツ…。ここでもハードルの高さに直面します。仲介業者ももちろんあるのですが、やっぱり高額な手数料に気が引けます。これは最後の手段にして、引き続きめげずに物件探し。

 

しかし、時間だけが無残に過ぎていきます。

 

旦那さんは1月から新しい職場で働くことが決まっています。そして、その前の年末年始に日本に帰る予定も…。そのタイミングが来る前に、家を見つけて落ち着きたい!…という切実な気持ちありつつ、若干焦りもあった中……。ついにその時が。なんと、やっと2件の物件を内見できることに!

 

そもそも、ドイツで初めての内見です。

(前の家は旦那さんが移住前に準備していてくれていた)

 

その2件は、同じ日に内見だったのですが…早めに行って周りの雰囲気などを見たり、今の居住者さんたちに念入りに質問したりして、「本当に住むに値するか」をなんとか見極めようとしました。なにせ、贅沢を言っていられない状況なのです。物件が決まらないと、引越しすらスタートできない…。

 

それぞれ30分くらいの滞在で内見を済ませ、Yukihoたちのはじめての物件の下見が終わりました。

 

「最初の方はここがよかったー」

「2番目の物件はここがダメだったー」

 

…と、内見が終わってもひたすら吟味。

 

しかし、Yukihoたちの大方の予想は:

「はじめての内見だし選ばれるのも難しいかもねー」…でした。

 

実際、ドイツ人の友人にも、内見をしたからといって部屋は決まらない!と言われていましたし。

 

内見のスタイル自体も様々。居住者さんたちが、彼らの都合の良い日に一気に10グループも招待してその中の1組にしか承諾の電話をかけない、なんて話も聞きます。

 

「引き続き探さなきゃねー」と期待半分、諦め半分でその日は帰宅しました。

 

それでも、内見が終わった後の次のステップとしては、オーナーからの連絡待ち。

 

今の居住者さんたちが、「今日内見に来た〇〇さんに決めます」とオーナーさんに進言してくれて、そしてそれが通れば、OKの連絡と共に、ようやく契約云々の具体的な話になります。

 

前述の通り、1日に何組も内見にきているので、選考から外れた人にわざわざ連絡はきません。

 

しかし……

 

な、な、なんと!!

 

ありがたいことに、2件とも「OK」の連絡を頂きました♪

 

これは本当に滅多にないことなんですよ。

 

とーっても有りがたかった反面、これはこれで、かなーり悩みました。

 

実は、それぞれ中身も外見も全く違う物件だったのです。

 

物件1:部屋やバルコニー含めてまぁまぁ広いが、集合住宅っぽいちょっと殺伐とした場所。リフトがあって便利そうで、値段はまぁまぁ。

物件2:デザインアパートメントで、外見も部屋の作りもオシャレ。値段はそこそこお手頃だが、物件1より少―し狭い。

 

そもそも全く違う物件たちだったので比較し辛かったのですが…。何が大切か、どちらが住むイメージができるか?などを考慮しつつ。

同時に、すぐにお返事しなければならなかったので、よくよく話し合い…

 

物件2に決定!

新居のリビング。メゾネット部からの撮影。 Unser neues Wohnzimmer - nicht zu groß, nicht zu klein.

新居のリビング。メゾネット部からの撮影。 Unser neues Wohnzimmer - nicht zu groß, nicht zu klein.

 

決め手となったのは、せまくなるけれど家の周りの雰囲気がよかったところと、集団住宅っぽいところに住んだことがこれまでなかった為、物件1では自分たちがそこに住むイメージができなかったからです。

 

後日談ですが、実際に引っ越してみてからは、同じアパートメントの人達は皆いい方ばかりだし、最寄りのメトロ駅なども近く、とても過ごしやすいです!

 

これまでの同じフラメンコの教室にも通い続けられるし。

 

 

ただ……。

 

契約書にサインしてから、予想だにしなかった出来事が。

 

駅近で、部屋のサイズもバッチリで、前提条件の「台所付き」だったこの物件。

 

台所付き…だったのですが。

 

なんと、Yukiho達もドイツ人のように台所を購入することになったのです……!!

 

Part2へつづく。

 

 

ではまた次回の投稿まで♪

Tschüs und bis zum nächsten mal!

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by Yukiho Kodama